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【熊谷市】新築一戸建ての価格相場と購入ノウハウ!失敗しないエリア選びのコツ
不動産売却 大澤 儀隆( オオサワ ヨシタカ )

【熊谷市】新築一戸建ての価格相場と購入ノウハウ!失敗しないエリア選びのコツ

結論:この記事のポイント

  • 熊谷市の新築一戸建ては駅距離や土地の広さで価格帯に差が出やすい傾向がある
  • エリア選びは通勤・通学の利便性と生活施設、ハザードマップの確認が重要
  • 建売住宅と注文住宅は価格・自由度・完成までの期間で選び方が異なる
  • 購入の流れは情報収集から事前審査、契約、引き渡しまで段階的に進む
  • 三世代同居支援や住宅ローン控除など熊谷市・国の制度を組み合わせて検討できる

熊谷市の新築一戸建てには、駅から近い物件や広い土地の物件、価格を抑えた物件など、さまざまなタイプがあります。本記事では価格帯の傾向やエリアごとの特徴、購入の流れをご紹介します。あわせて、建売住宅と注文住宅の選び方、ハザードマップの確認方法、熊谷市で使える補助金や住宅ローン控除の最新情報まで、比較検討に役立つ材料をまとめました。

熊谷市で新築一戸建てを検討する際は、間取りや設備だけでなく、立地や価格、周辺環境まで含めて比較することが大切です。


熊谷市の新築一戸建て価格相場は2,800万円前後が目安

熊谷市の新築一戸建ては2,800万円前後が相場の目安で、掲載物件の価格は立地や土地の広さなどによって幅があります。

建売住宅と注文住宅の価格帯の違い

2026年9月29日時点のLIFULL HOME’S掲載情報では、熊谷市の新築一戸建ての価格帯は2,390万〜3,998万円です。また、アットホームが直近3か月の掲載物件をもとに算出した価格相場は2,790万円となっています。土地と建物がセットになった建売住宅は、総額が最初から見えやすいのが特徴です。価格は立地や土地・建物の広さ、設備などによって異なります。[出典11][出典12]

注文住宅は建築条件付き土地として販売されるケースが多く、土地価格のみで1,300万円台〜1,500万円弱と表示されている物件も見られます。この場合、建物価格は別途必要です。総額では建売住宅と同水準か、それ以上になる可能性がある点は押さえておきたいところでしょう。埼玉県内で自由設計の注文住宅を手がける事業者のなかには、坪単価35万円台からのプランを案内しているところもあります。間取りや設備へのこだわり方次第で、総費用は上下すると考えておくとよいでしょう[出典2]。

土地の広さ・駅距離による価格差

熊谷市の新築一戸建ては、最寄り駅からの距離が価格に直結しやすい傾向があります。JR高崎線籠原駅から徒歩7分ほどの新堀エリアの分譲地は3,380万〜3,780万円台と高めに設定されている一方、熊谷駅から徒歩27〜33分ほどかかる上之エリアでは2,898万円台に抑えられているのです。駅から遠い分、土地面積は165〜192㎡程度とゆとりが見られます。価格と広さ・利便性のバランスをどう取るかが、判断のポイントになりそうです。

土地の広さそのものが割安感を生む例もあります。久下や永井太田エリアでは76〜93坪クラスの広い土地付きで2,580万〜2,680万円台の物件があり、同じ価格帯でもコンパクトな区画の物件より庭や駐車スペースにゆとりを持たせやすくなっているのです。バス便が中心となる妻沼エリアは、駅距離よりも生活道路への接続や周辺商業施設の有無が価格に影響しているようです。

近隣市町村(深谷市・行田市)も含めたエリア検討

深谷市や行田市など周辺自治体との具体的な価格差を一概に示す公表データは限られているのが実情です。ただ、熊谷市街地と深谷市街地の双方へ移動しやすい立地を強みとして紹介している物件もあります。複数の自治体をまたいで通勤・通学先を検討する子育て世帯にとって、熊谷市が中間的な位置取りになるケースも少なくないようです。エリアを1つの市区町村に絞り込まず、通勤先や実家との距離感も含めて候補地を広げてみるのも一つの方法といえます。

なお国土交通省の不動産情報ライブラリでは、熊谷市内で実際に成立した土地の取引価格を調べられます。直近の集計では、宅地の坪単価の中央値はおよそ12万円で、地点によって8万円台から22万円台まで幅がありました[出典4]。これは実際に売買が成立した価格であり、これから販売される新築物件の価格を直接示すものではありませんが、エリアごとの土地の値ごろ感をつかむ材料にはなるでしょう。

失敗しないエリア選びの4つのポイント

エリア選びでは「暮らしやすさ」「通いやすさ」「災害への備え」に加え、候補エリアごとの特徴も確認しておくと比較しやすくなります。

肥塚・別府エリアの特徴

肥塚は熊谷駅の北側、別府は籠原駅の北側に位置するエリアです。別府エリアでは中古一戸建ても1,900万円前後から取引されている例があります。新築の価格が予算に合わない場合は、周辺の中古住宅やリフォーム前提の物件まで視野を広げると選択肢が増えます。

通勤・通学に便利な熊谷駅周辺エリア

熊谷駅はJR高崎線と秩父鉄道が乗り入れるほか、上越新幹線も停車する駅です。大宮駅まで新幹線で約15分、高崎駅までも新幹線で約20分で、県外への通勤・通学にも対応しやすい立地です[出典1]。熊谷駅から徒歩21〜25分ほどの久下・上之エリアには、長期優良住宅の認定を受けた分譲住宅も供給されています。駅からやや距離があっても住宅性能を重視したい世帯には候補になります。

秩父鉄道の石原駅周辺では、荒川中学校まで徒歩2分ほどという分譲地もあり、通学のしやすさを優先したい家庭には有力な選択肢です。籠原駅は駅前に商業施設が集まっており、駅近の分譲地は価格が上がる一方で、買い物や通勤の負担は軽くなります。駅からの距離をどこまで許容できるかは、車の有無や通勤先によって家庭ごとに違います。価格だけで決めず、生活動線とあわせて比較する方法が現実的です。

スーパー・ドラッグストアなど生活利便施設の充実度

熊谷市内の分譲地情報を見比べると、スーパーやドラッグストアが徒歩10分圏内に揃っているとうたう物件が多いことに気づきます。上之エリアの分譲地では、コープやベルクといったスーパーや病院が徒歩圏内にあると案内されています。柿沼エリアでは書店やコンビニも含めた商業施設が近く、保育園も徒歩10分圏内にあると紹介されています。妻沼エリアの分譲地では地域のスーパーが徒歩2分という好立地の例もあり、車を使わない日常の買い物のしやすさは物件ごとの差が大きい部分です。

押切エリアでは、公共施設や病院が徒歩10分圏内に揃っているとされる分譲地もあります。小さな子どもの急な体調不良時に頼れる医療機関が近いかどうかは、実際に住み始めてから重みを増すポイントです。物件情報だけで判断せず、平日の昼間や休日に候補地周辺を歩いて、スーパーの品揃えや営業時間、病院の診療科目を自分の目で確かめておくと安心につながります。

浸水想定区域や地盤などハザードマップの確認方法

熊谷市は「熊谷市防災ハザードマップ」を公表しています。荒川・利根川それぞれの洪水浸水想定区域や、地震の際の揺れやすさ・液状化の危険度をエリアごとに確認できるものです[出典6]。市内は妻沼・熊谷・大里・江南の地区ごとに複数のエリアへ分けて浸水想定が示されています。居住を検討している場所がどのエリアに含まれるかを事前に見ておくと、いざというときの避難計画も立てやすくなります。ハザードマップは市役所や各行政センター、熊谷駅・籠原駅の連絡所で配布されているほか、市のホームページからも確認できます[出典6]。

地震に関しては、防災科学技術研究所の公表データによると、熊谷市中心部付近の地点では今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が約22.7%とされています[出典5]。これは1地点の予測値で、地盤の状況によって場所ごとに差が出る点には注意が必要です。この数値だけで住宅の安全性を判断せず、候補地周辺の詳しい状況を個別に確認してください。浸水想定区域に入っていると分かった場合も、それだけで候補から外す必要はありません。ハザードマップには浸水の深さが色分けで示されているので、床上まで達するのか、それとも数十センチ程度で収まる想定なのかをまず見てください。

あわせて、最寄りの避難所までの道のりが冠水しやすい低い道を通らないかどうかも地図上でたどっておくと安心です。住宅そのものの備えとしては、基礎を高くしている、地盤改良を行っているといった設計上の工夫があるかどうかを、担当者に直接尋ねるのが早道です。候補地が絞れたら、こうした耐震等級の確認とあわせて聞いておくと、比較の精度が上がります。

新築一戸建て購入の流れと必要な期間の目安

熊谷市で新築一戸建てを購入する際は、情報収集から引き渡しまで、建売と注文住宅で必要な期間の目安が異なる点を押さえておくとスケジュールが立てやすくなります。

情報収集から契約までのステップ

最初のステップは、希望するエリアと予算の大枠を決めることです。前章で見たように、熊谷駅周辺・籠原駅周辺・肥塚や別府といった住宅地では価格帯も生活環境も異なります。通勤・通学の条件と照らし合わせながら候補エリアを2〜3か所に絞り込んでおくと、その後の物件探しがスムーズに進みます。


候補エリアが定まったら、実際に販売中の建売住宅や、建築条件付きの土地情報を見比べていきましょう。建売住宅には「最終1棟」「限定1区画」といった案内が出ている物件もあります。気になる物件が見つかった場合は、販売状況を確認したうえで現地見学を検討するとよいでしょう。注文住宅を希望する場合は、土地探しと並行してハウスメーカーや工務店への相談を始めましょう。おおまかな建築プランと総予算のイメージをすり合わせておくと、その後の契約交渉も進めやすくなります。

住宅ローン事前審査のタイミング

物件がある程度絞り込めた段階で、金融機関への住宅ローン事前審査を進めておくのが実務上のポイントです。事前審査は本申込みの前に借入可能額のめどを立てる手続きで、これを済ませておかないと、気に入った物件が見つかってもすぐに購入申込みへ進めない場合があります。

返済計画を考える際は、月々の支払額に置き換えて検討すると現実感がつかみやすくなります。たとえば2,680万円の借入を金利1.250%、返済期間40年で試算すると、月々の返済額はおよそ7.1万円という目安になる例が示されています。これはあくまで一つの試算条件に基づく参考値で、実際の金利や返済期間、審査結果によって数字は変わってくるものです。複数の金融機関でシミュレーションを取ってから比較することをおすすめします。

引き渡しまでのスケジュール例

建売住宅の場合、売買契約から引き渡しまでは、住宅ローンの本審査や登記手続きの期間を挟んで進んでいきます。すでに建物が完成している物件であれば、契約から引き渡しまでの期間は比較的短く収まりやすいものです。一方で建築中の物件や完成前の分譲地は、完成時期に合わせてスケジュールを調整する必要があります。

注文住宅の場合は、土地の決済から着工、上棟、完成検査を経て引き渡しに至るまで、建売住宅よりも長い期間を見込んでおいたほうがよいでしょう。特に建築条件付き土地では、土地の契約後に建築プランを詰める期間が発生するため、入居希望時期から逆算してスケジュールを組み立てることが欠かせません。賃貸住宅に住んでいる場合は、現在の契約更新時期や解約予告期間も見落とさずに考慮し、無理のない引っ越し計画を立てておくと安心です。

建売住宅と注文住宅どちらを選ぶべきか

スピード重視で総額が見えやすいなら建売住宅、間取りや性能にこだわりたいなら注文住宅が向いています。

建売住宅のメリットと購入時の注意点

建売住宅の魅力は、完成済みの物件であれば実際の状態を見てから購入を決められる点にあります。日当たりや部屋の広さ、収納の使い勝手を自分の目で確認できるため、完成後の暮らしをイメージしやすいでしょう。熊谷市内の建売住宅では、本下水や制震構造、地盤調査済みといった基本性能に加え、宅配ボックスや対面キッチン、複数台分の駐車場を備えた物件も見られます。物件によっては長期優良住宅の認定を受けた分譲住宅もあるため、住宅性能や税制上の要件も含めて比較するとよいでしょう。

一方で、建売住宅は販売状況が変わることがあり、「最終1棟」「限定1区画」のように在庫が限られている場合もあります。ただし、販売状況だけを理由に急いで決めるのではなく、間取りや設備、立地などが希望条件に合っているかを確認することが大切です。建売住宅では購入後に間取りや設備を変更しにくいため、譲れない条件をあらかじめ整理し、内覧時にチェックしておくと判断しやすくなります。

注文住宅で土地から探す場合のポイント

土地から探して注文住宅を建てる場合、まず確認したいのが建築条件付き土地かどうかという点です。建築条件付き土地は、指定されたハウスメーカーや工務店で建築することを前提に販売される土地で、土地価格のみが1,300万円台〜1,500万円弱程度で表示され、建物価格は別途かかる仕組みになっています。参考プランが用意されている分、ゼロから設計するよりは打ち合わせの負担が軽くなります。ただし建築会社を自由に選べない制約がある点は理解しておく必要があるでしょう。


土地選びでは、価格や面積だけでなく周辺環境も判断材料になります。分譲地の紹介では、病院やドラッグストアが徒歩圏内にあることや、近隣に公園があり花見や散歩が楽しめることなどが立地の魅力として挙げられています。注文住宅は建物の自由度が高い反面、土地の形状や方角によって設計上の制約を受けることもあるため、土地探しの段階で建築会社の担当者に同行してもらうと安心です。その土地で希望する間取りが実現できるか、あらかじめ確認しておきましょう。

予算・こだわりで選ぶ判断基準

建売住宅と注文住宅のどちらを選ぶかは、予算の使い方に対する考え方で決まってくる部分が大きいものです。総額を早い段階で確定させ、入居時期の見通しを立てやすくしたいなら建売住宅が向いています。間取りや設備、外観デザインにこだわりがあり、多少時間がかかっても理想の住まいを形にしたいなら注文住宅が選択肢になるでしょう。

自由設計の注文住宅を手がける事業者の中には、坪単価35万円台からのプランを提示しているところもあります。標準仕様に希望のオプションを積み上げていく形で総費用を調整できるのが特徴です[出典2]。たとえば浴室乾燥機や食洗機のグレードを上げると数万円単位で費用が加算されるケースもあり、こだわりたい部分とコストを抑えたい部分にメリハリをつける工夫が、予算内で満足度の高い住まいを実現する近道になります。迷ったときは、譲れない条件を3つほどに絞り込み、それが建売住宅で実現できるかどうかをまず確認してみてください。

熊谷市で新築一戸建てを購入する際の注意点

価格の安さだけで飛びつかず、立地条件と諸費用まで含めた総額で判断することが、後悔しない購入の分かれ目になります。

価格の安さだけで判断するリスク

熊谷市内の新築一戸建てを見比べると、駅から遠いエリアほど価格が抑えられている傾向が見られます。熊谷駅から徒歩27〜33分ほどの上之エリアは2,898万円台です。一方、籠原駅から徒歩7分の新堀エリアは3,380万円台からとなっており、同じ市内でも駅距離によって数百万円の差が生まれています。価格の安さだけを基準に選んでしまうと、入居後に「駅までの距離が思ったより負担」「バスの本数が少なく車が手放せない」といったギャップに直面しかねません。安さの理由が駅距離なのか、それとも土地の広さや周辺の生活環境なのか、内訳を1つずつ確かめてから決めたほうが、入居後の生活と価格が釣り合います。

将来の資産価値を左右する立地条件

埼玉県全体の地価公示では、住宅地の平均変動率が5年連続で上昇しており、県内中心部や駅徒歩圏など生活利便性の高い地域で需要が堅調とされています[出典8]。熊谷市の住宅地の変動率はプラス0.7%で、県平均のプラス2.0%と比べると上昇幅はやや緩やかです[出典8]。これは、さいたま市や川口市のような県南部と比較すると地価の伸びが穏やかであることを意味します。将来の売却を見据えるなら、駅からの距離や生活利便施設の充実度が資産価値の維持に影響しやすいと考えられます。
熊谷市の中でも駅距離や商業施設の近さによって価格差が見られます。永住を前提とする場合でも、価格だけでなく日々の生活利便性とのバランスを確認しておくことが大切です。将来的な住み替えや売却も視野に入れている場合は、駅からの距離や生活利便施設の充実度など、需要に影響しやすい立地条件も比較材料にするとよいでしょう。

住宅ローン返済計画で見落としがちな諸費用

物件価格ばかりに目が行きがちですが、新築一戸建ての購入には物件価格以外の諸費用もかかります。登記費用や住宅ローンの手数料、火災保険料、引っ越し費用などがその代表例で、一般的に物件価格の数%程度が目安とされることが多い項目です。注文住宅の場合は、外構工事やカーテン・照明などの費用が建物本体価格とは別にかかる点も見落とせません。

住宅ローン控除を利用する場合は、床面積の要件など細かな条件があります。こうした制度面まで含めて資金計画を組んでおく必要があるでしょう(制度の詳細は次章で解説します)。月々の返済額だけを見るのではなく、固定資産税や将来の修繕費用といったランニングコストを差し引いたうえで、無理のない借入額かどうかを判断してください。

熊谷市の新築一戸建て購入で使える補助金・支援制度

熊谷市には市外からの転入者や三世代同居・近居を後押しする独自の支援制度があり、住宅ローン控除とあわせて活用できます。

子育て世帯向け住宅取得支援の確認方法

熊谷市には、他市にはない独自の住宅取得支援制度がいくつか用意されています。代表的なものが「三世代ふれあい家族住宅取得等応援事業」です。親世帯と子世帯が市内で同居または近居し、住宅を新築・購入・増改築した場合に、費用の一部を地域電子マネー「クマPAY」で補助してもらえます。補助額は対象費用の1%相当で、市内事業者を利用した場合は上限25万円、それ以外は上限20万円です[出典3]。同居はもちろん、親世帯・子世帯の直線距離が1.2km以内であれば近居としても対象になります。祖父母の近くで子育てをしたい世帯にとっては、心強い制度と言えます[出典3]。

もう一つ注目したいのが「熊谷市定住人口増加のための固定資産税等の課税免除制度」です。令和8年度の申請では、市外から転入する40歳未満の人が令和7年1月2日から令和8年1月1日までに市内で新築・購入した住宅が対象で、認定長期優良住宅なら5年間、それ以外は3年間、居住部分に係る固定資産税等相当額が免除されます[出典10]。なお、制度自体は令和12年1月1日までの住宅取得を対象に延長されています。転入前1年以上市外に住んでいたことや、5年以上継続して熊谷市に住む意思があることなど、細かな要件が定められています。対象になるかどうかは、熊谷市の資産税課へ直接確認しておくと確実です。このほか、新幹線通勤者向けの補助金やスマートハウス補助金なども用意されていますので、熊谷市のホームページの「住まい」のページで自分の状況に合う制度がないか、一通り目を通しておくとよいでしょう[出典7]。

住宅ローン控除など税制優遇の概要

住宅ローン控除は、令和8年度税制改正によって適用期限が5年間延長されました。入居日が令和8年1月1日から令和12年12月31日までの住宅が対象になっています[出典9]。床面積の要件は新築・既存住宅ともに40㎡以上に緩和されましたが、合計所得金額が1,000万円を超える人や、子育て世帯向けの上乗せ措置を利用する人は50㎡以上が必要とされます。省エネ性能の区分によって借入限度額や控除期間が異なる仕組みになっているため、認定長期優良住宅なのか省エネ基準適合住宅なのかによって、受けられる優遇の内容が変わってくる点は覚えておきたいところです。

新築住宅を取得した場合は、固定資産税の減額措置も見逃せません。一定の要件を満たす新築住宅は、居住部分について新築後の一定期間、固定資産税額が2分の1に減額される仕組みが設けられています。減額期間は一般住宅で3年度分、長期優良住宅や3階建て以上の中高層耐火住宅は5年度分とされ、両方に該当する場合はさらに長くなることもあります。こうした制度は年度ごとに要件や期限が見直される場合もありますので、具体的な金額や適用条件は、購入を検討している時点で熊谷市の資産税課や国税庁の窓口に確認しておくと安心です。

まとめ

熊谷市で新築一戸建てを選ぶときは、価格だけを見て決めてしまうと後悔につながりかねません。駅距離や生活利便施設、ハザードマップといった立地条件を合わせて確認することが、失敗を防ぐ鍵になります。

ここで要点を振り返ってみましょう。価格帯は物件の条件によって幅があり、エリアによって通勤・通学のしやすさや生活利便性も異なります。また、建売住宅と注文住宅にはそれぞれメリットと注意点があり、熊谷市独自の補助金や住宅ローン控除など、活用を検討できる制度もあります。

検討する条件が多く、どこから手をつけるか迷う場合は、まず予算と希望エリア、譲れない条件を整理すると比較しやすくなります。気になる制度や物件が見つかったら、公式情報や最新の販売状況を確認しながら検討を進めてみてはいかがでしょうか。


※掲載内容は執筆時点の情報です。最新情報は各自治体・関係機関の公式ホームページをご確認ください。

出典

1. [出典1] 熊谷市へのアクセス:熊谷市ホームページ — https://www.city.kumagaya.lg.jp/about/gaiyo/access.html

2. [出典2] 埼玉で家を建てるなら|㈱県民共済住宅 公式ホームページ|適正価格の注文住宅 — https://saitama-kyosai.or.jp/jutaku/

3. [出典3] 令和8年度 三世代ふれあい家族住宅取得等応援事業のお知らせ:熊谷市ホームページ — https://www.city.kumagaya.lg.jp/kenkouhukushi/koureisya/shien/sansedaidoukyohozyo.html

4. [出典4] 不動産情報ライブラリ 不動産取引価格情報(国土交通省)|埼玉県熊谷市 — https://www.reinfolib.mlit.go.jp/#xit001

5. [出典5] J-SHIS 地震ハザードステーション(防災科学技術研究所)|埼玉県熊谷市 — https://www.j-shis.bosai.go.jp/

6. [出典6] 熊谷市防災ハザードマップ (風水害・地震):熊谷市ホームページ — https://www.city.kumagaya.lg.jp/kurashi/bosai/hazardmap/bousai_hm.html

7. [出典7] 住まい:熊谷市ホームページ — https://www.city.kumagaya.lg.jp/kurasu/sumai/index.html

8. [出典8] https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/279475/01_r8gaiyou.pdf — https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/279475/01_r8gaiyou.pdf

9. [出典9] 住宅:住宅ローン減税 - 国土交通省 — https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html

10. [出典10] 熊谷市定住人口増加のための固定資産税等の課税免除制度の令和8年度申請手続のご案内:熊谷市ホームページ — https://www.city.kumagaya.lg.jp/about/soshiki/somu/shisanzei/oshirase/teijyuukazeimennjyo.html

11. [出典11] 熊谷市の新築一戸建ての価格相場を調べる:アットホーム — https://www.athome.co.jp/kodate/shinchiku/souba/saitama/kumagaya-city/

12. [出典12] 熊谷市の新築一戸建て・分譲一戸建て価格相場:LIFULL HOME’S — https://www.homes.co.jp/kodate/shinchiku/saitama/kumagaya-city/price/


よくあるご質問

Q 熊谷市の新築一戸建ての価格相場はどのくらいですか?

A

熊谷市の新築一戸建ては2,800万円前後が相場の目安です。2026年9月29日時点のLIFULL HOME’S掲載情報では2,390万〜3,998万円と幅があり、立地や土地の広さなどによって価格は異なります。土地から探す注文住宅の場合は建物価格が別途かかるため、総額はさらに変動します。

Q 熊谷市で子育て世帯に向いているエリアはどこですか?

A

通学のしやすさや生活利便施設の近さを重視するなら、熊谷駅周辺やスーパー・ドラッグストアが徒歩圏にあるエリアが候補になります。あわせて浸水想定区域や地盤の状況をハザードマップで確認し、日常の買い物動線と災害リスクの両方から選ぶことが失敗しないポイントです。

Q 熊谷市の新築一戸建て購入で使える補助金はありますか?

A

熊谷市には親世帯と子世帯の同居・近居を支援する三世代ふれあい家族住宅取得等応援事業(地域電子マネー「クマPAY」で補助対象費用の1%、上限20万〜25万円)があります。また市外から転入する40歳未満の方向けに、固定資産税等を一定期間免除する定住人口増加のための課税免除制度も用意されています。いずれも申請時期や要件があるため、熊谷市公式サイトで最新の案内を確認してください。

Q 熊谷市のハザードマップはどこで確認できますか?

A

熊谷市が公表している防災ハザードマップ(風水害・地震)で、居住予定地の浸水の深さや想定震度を確認できます。荒川・利根川それぞれの洪水浸水想定区域や地震の揺れやすさが地域ごとにまとめられており、市役所や各行政センター、熊谷駅・籠原駅の連絡所などで冊子の配布も行われています。購入を検討する土地が決まったら、契約前に必ず自分の目で確認しておくと安心です。

Q 住宅ローン控除はいつまで対象になりますか?

A

令和8年度税制改正により適用期限が5年間延長され、令和8年1月1日から令和12年12月31日までに入居した住宅が対象です。床面積要件は新築・既存住宅とも原則40㎡以上ですが、合計所得金額1,000万円超の方や子育て世帯等への上乗せ措置を利用する場合は50㎡以上が必要になります。控除額や借入限度額は住宅の性能区分によって異なるため、購入前に国税庁や国土交通省の最新情報で自分のケースを確認しておきましょう。


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執筆・監修

大澤 儀隆( オオサワ ヨシタカ )(宅地建物取引士 ・ 賃貸不動産経営管理士)

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